02. Finder Windowの選択内容を特定アプリで開く2013-04-20

ツールバー上の呼び出しアプリ例
Finder Window内でフォルダやファイルを選択しておいて、赤枠内のようなアイコンを押すとそれぞれの特定アプリで開かれる、そんな用途です。AppleScriptで書いた呼び出し用アプリをWindowツールバーにアイコン登録し、スイッチボタンのように使います。

基本的なスクリプト例は2つあって、
tell application "Finder"
open (selection as alias) using "500GB:MyApplications:Picture:ComicViewer.app"
end tell

このようにアプリをパス指定するのがどんなアプリにも使える万能タイプです。

2つめは
tell application "Finder"
set theTarget to selection as alias list
end tell
tell application "VLC"
activate
open theTarget
end tell

こちらはアプリがAppleScriptに対応している場合の例です。VLCにはFinder上のselectionは直接渡せないので、theTargetという変数を設定します。なおこのスクリプトで複数ファイルを選択していると、全てプレイリストに渡されます。
最近のOSXではAutomatorでこのようなフローが作成できますが、コンテクストメニューやサービス経由となります。操作感の好みの問題なのですが、アイコンを押す方が直感的かなと思います。

AppleScriptを使うと柔軟に応用できるケースがあって、
tell application "Finder"
set theTarget to selection as alias list
end tell
tell application "GraphicConverter"
activate
slideshow theTarget
end tell

上記は複数選択項目のGraphicConverterによるスライドショーを行います。
本項の用途はアプリの機能と選択内容(単数/複数、ファルダ/ファイル)によって工夫が必要(selectionの処理)ですが、使用頻度に応じて作り甲斐はあると思われます。ただし、選択内容の参照方法がマックのガイドラインに沿っていないと思うので、個人使用にとどめるべきでしょう。

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